施術法ガイド
脂肪吸引
日本で脂肪吸引が始まってから、すでに20年近くが経過しています。
最近10年ほどの進歩は著しく、吸引管の改善、超音波吸引器など様々な改良が行われてきました。時おり、生命に関わる事件が報道されていることで、大きな不安を抱く人も多いですが、実は国内でもかなりの件数が行われている手術であり、大学病院で手術を行うところもあります。正しく行えば安全に確実に脂肪を除去することができ、リバウンドを起こさない効果的な治療です。
脂肪吸引の種類
■脂肪吸引
脂肪吸引に関しては、医院によって色々な名称が存在し戸惑うこともあるかと思いますが基本的な方法にそれほど差はありません。
必ず麻酔を使って行う手術になりますが、通常、麻酔は局所麻酔、硬膜外麻酔、静脈麻酔、吸入麻酔などを併用して行います。
【工程】
まず、吸引したい箇所に局所麻酔と生理的食塩水を混ぜたものを注入し、脂肪を砕き出しやすい状態にします。そこにフェザーリングバーというぎざぎざのついた細い棒を入れ、脂肪を細かく砕いていきます。超音波を使用しますと熱の作用により脂肪が分解されている状態ですのでこのフェザーリングバーでの作業が非常に楽になります。
この作業がとても重要で十分に均一に脂肪が分解されると、この後に行う吸引がスムーズに行われ、皮膚の凹凸などの副作用を防ぐことが可能になるほか、無駄な力が要りませんので内出血、腫れなどを抑えられます。
【術後】
術後は、手術箇所の圧迫が必要になります。
これを行うことで痛みの軽減、浮腫の予防、腫れがひきやすいなどの効果があります。通常は3~4週間は圧迫を行うといいでしょう。
術後は3日後、7日後など定期的な再診を行い、術後の経過を確認することも重要なポイントになります。負担も大きいので何回かに分けて行うことも多く、全身を一度にできると宣伝する医院の中には、範囲を広くして費用を多めにとり、脂肪を十分に取らないこともあり、医院選びには注意が必要です。一般的に一度に3,500cc以上の吸引は危険といわれています。脂肪吸引のダウンタイムは長めです。
美容器具が発達した現代において、手作業による部分が多い脂肪吸引手術は、先生の技術差が大きいと思われます。同じ手術の中でも目で見て作業できない分、後輩に受け継ぎにくい手術の1つでもあります。お願いをする際には医院選びだけではなく、誰が自分を担当してくれるのか、実績はどうなのかをきちんと確認をし、後悔のない施術を受けましょう。
■スマートリポ
レーザーの熱を利用して脂肪を溶かす方法です。
耳の下部に小さい切開を行い、そこから1~2mmのファイバーを挿入し、頬、顎の脂肪を分解します。脂肪を溶かすだけのこともあれば、その後吸引を行う場合もあります。脂肪吸引よりも負担が少なく回復が早いのが特徴ですが、あまり広い範囲の場合は数回に分けて行うことがあります。



